〜田中光敏監督とかすみママより〜
★映画『精霊流し』について

© 2003「精霊流し」製作委員会
監督:田中光敏
出演:内田朝陽/酒井美紀/池内博之/高島礼子/椎名桔平/田中邦衛/松坂慶子
配給:日活/東北新社
ホームページ:http://www.shoronagashi.com

 切ないまでの《母》の愛の深さに、胸がしめつけられるような、今年いちばん泣ける映画が完成した。原作は、日本を代表するアーティストさだまさし。自身の名曲「精霊流し」をモチーフとした自伝的な原作小説は、40万部をこえるベストセラーとなった。監督は『化粧師』の田中光敏。定評ある映像美は本作でも遺憾なく発揮され、長崎の伝統行事《精霊流し》を背景に、母と子の切ない物語を感情豊かに描きあげている。(作品資料より)

宮崎での上映予定
11月15日土曜日より、12月5日までの予定で、宮崎キネマ館にて上映予定
宮崎キネマ館は、アゲインビル(ホテルメリージュのビル)の2階にあります。
〒880-0805 宮崎県宮崎市橘通東3丁目1番11号アゲインビル2F
TEL 0985-60-3911 FAX 0985-28-1257
お問い合わせ:office@bunkahonpo.or.jp
ホームページ:http://www.bunkahonpo.or.jp/
前売り鑑賞券(1300円)は、ボンベルタ、山形屋、宮崎キネマ館、そしてかすみにもあります。ご連絡ください。
© 2003「精霊流し」製作委員会

★田中監督からのメッセージ

〜『精霊流し』との出逢い・・・〜
 僕が 『 化粧師 』 という映画を撮って、上映していたころ、一本の電話がかかってきました。『 陰陽師 』 や 『 長崎ぶらぶら節 』 の映画のプロデューサーをしている方からです。

 その方から、さださんの “精霊流し” という本を、一度読んでみないかといわれ、(実はさださんの“精霊流し”が小説化されていることは知りませんでした。)
 読んでみると、その本はとてもあたたかく、文章の端々に思いやりや、やさしさや、夢、そして愛や、痛みなど・・・・・、たくさんつまっていました。
 僕自身、本を読み終わり、大変感動し、ぜひとも映画化にむけてのお手伝いをさせてもらいたいとすぐにプロデューサーに電話した次第です。

 一般の方々向けではないんですが、マスコミの方々に向けてのパンフレットに、こんなことを書きました。

  『 精霊流し 』・・・・・、
 僕自身も少年時代、テレビから流れてくるこの ♪精霊流し♪ の歌を口ずさんでいたような気がします。まさかこの歌が後に小説になり、僕自身、映画という形で関われるとは、夢にも思いませんでした。
 小説 「 精霊流し 」 は、さだまさしさんの愛情や優しさ、そしてたくさんの人々の思いやり、さださんの思う ふるさと長崎のすべてが詰まっているような気がしました。台本づくりで私達が大切にしたのは、《 物語の中に生きる全ての人たちが、それぞれに誰かのことを思って生きている 》 ということ。
 映画 『 精霊流し 』 の撮影は、九州長崎のオールロケーションで行いました。
 長崎にどっぷり浸かって、長崎で生まれた 《精霊流し》をしっかりと見つめて創りたい、長崎の人々と一緒に創りたい。そんな思いで、俳優陣、スタッフ、そして長崎の人たちがひとつになり、みんなで一生懸命創った映画です。何か感じていただければ幸いです。

 そして、長崎のみなさん、本当にありがとうございました。

・・・と、こんなことをマスコミ試写用のパンフレットに書いたのですが、少年時代、♪精霊流し♪ の歌を口ずさんでいた頃、僕自身、一枚だけですが、さださんのレコードを買ったことがあります。人口18,000人、北海道の小さな町で、町に一軒しかないレコード屋さんで、わくわくしながら、さださんのレコードを買いました。それは "精霊流し” ではなく、"無縁坂” だったのですが・・・。(すみません!さださん!)

 そんなさださんの映画を、今、こうやって創り終えたこと、そしてさださんに出逢えたことに感動しています。
 感謝しています。
 本当に嬉しく思っています。

〜ファンのみなさんへのメッセージ〜
 偶然にもかすみさんとの出逢いがありました。
 そしてかすみの周りにいる、さださんを愛する人たちに出会いました。
 こうやってみなさんにH.Pでご挨拶できることに感謝します。

 映画 『 精霊流し 』 のキャンペーンですが、9月13日からの長崎を皮切りに九州各地で、行われます。(お蔭様で、長崎では現在大ヒット中!ということで、スタッフ一同とても喜んでいます。)
 そして、12月13日の全国ロードショー公開に向けての、全国キャンペーンがいよいよ始まります。
 ひとりでも多くのお客さまに、この映画を観ていただくために、今、一生懸命キャンペーンをしています。僕だけではなく、映画に関わっている人や、長崎県や長崎市の方々、そして映画を応援してくれている方たちで、今一生懸命宣伝をしています。
 予算の関係で、大々的に全国のみなさんにお知らせすることができないので、全国のみなさんにお知らせが届くかどうか、ちょっと心配なのですが、でもひとりでも多くの人に観てもらいたいので、みんな、自分達のできる範囲で一生懸命頑張って宣伝してくれています。
 このH.Pを見てくださっているみなさんにも、お力を貸していただけたら、とても嬉しく思います。
 何卒ご協力、よろしくお願いします。
 全国で上映する劇場も、今のところは限られているのですが、これから輪がひろがっていくことで、多くの人に観ていただくことができるのでは、と思っています。

 最後になりましたが、小説 "精霊流し” の中の大切のなもの、さださんが大切にしてきたもの・・・など、私自身も、また、この映画に関わった松坂慶子さんや内田朝陽くんをはじめ、たくさんの出演陣も、そんなことを大切に、映画をつくってきました。
 どうかいちどご覧になってください。


★かすみママより
 まさしさんのコンサートがあと10日間になり、夢にまで出て来るのです。コンサート会場が分からなくなったり、もうコンサートがはじまっていたり...、夢だと分かった時は『なんだ、夢だったのか・・・』とホッとしたりしている毎日です。
 つい最近とってもいい事があったのです。近頃つきまくりって感じです。
 なんと『精霊流し』の映画監督の田中光敏さんが来店されました。このおしゃべりの私が、何も話せませんでした?サンシンヒキの寺澤大祐さん、森下先生(大のマッサンファンの二人)も突然に現れて、盛り上がりました。田中監督さんはとってもハンサムですばらしい人柄がにじんでいて、一目惚れしました。
 70歳になっても、人を愛する気持ちは色あせない事も発見しました。映画も早く観たい!それよりたくさんの人に観て欲しいと思います。宮崎のマッサンファンで大成功する様“チケット”売りにがんばります。
 販売はボンベルタ・山形屋のチケットカウンターで取り扱っています。『スタンドかすみ』でも前売券取り扱っています、1,300円です。
 今、忘れ様としている“家族愛”をたっぷり教えられる映画と思います。家族みんなで観て下さいね!!
 きっと、人に優しい素敵な家族が日本中に出来るといいなぁ〜と思います。1,300円の映画から、悲惨な毎日起こる事件がなくなる事を願っています。お父さん、お母さん、中学生や高校生の子供さん達にも見せて上げて下さい。
田中監督とかすみママとその仲間
かすみママと田中監督