『風に立つライオン』中学生との交流
 今日はとってもうれしい便りがきました。埼玉の佐藤繁実先生からです、「風に立つライオン」の道徳の授業をされた“東金子中学校”の先生です。
 先生とは二回お逢いしています。柴田先生に柴田先生に逢いに来られた先生です。先日送ってきた便りを紹介します。
 読んでいて中学校の生徒さん達の答えに鳥肌が立ちました。一生懸命に取り組む姿が目に浮かんで涙が出てきました。今よく大人は「今の子供は」といいますが、みんなこんなに一生懸命勉強しているのです。
 柴田先生からの生徒さんへの御手紙、生徒さんの感想文を一人で見るのがもったいなくて紹介させて下さい。
 “東金子中学校”の生徒さんは柴田先生からこんなにすばらしい御手紙を頂き、きっと励みになる事でしょう。一生このお手紙を胸に大事にはって生きていって下さい。生徒さんの感想文も私の大事な道徳の勉強になります。有難うございました。
 それにしてもさだまさしさんの歌で「つぐない」と「風に立つライオン」2回も道徳の授業をされる佐藤先生もすごい方だなと思います。今さだまさしさんの歌が子供さん達に必要な時代になっている気がします。
 柴田先生の御手紙はきっと皆さんへのはなむけの言葉になったと思います。でも残念ながら何一つわかっていない私がここに一人います。佐藤先生の御手紙の中にこんな事が書いてありました。
『授業終了後、ある生徒(うちのクラスで最もやんちゃな男子)が「先生、そのDVDを貸して下さい」柴田先生のケニヤでの映像です。翌日ライブをその日のうちにすべて見て、「先生、さだまさしって本当にいいね」と目を輝かせながら語っていた姿がとても印象的でした』と...。
 どうか柴田先生もさだまさしさんも一生懸命頑張っていらっしゃいます。今日のこの感動を、二人に一通の便りでも届けば、柴田先生、さだまさしさんの元気の素になる事と思います。私にも中学3年の男の子の孫がいます。“さだ熱中症”になってくれることを願っているところです、私のパートナァ〜として・・・。
 ではごゆっくりHPを見て下さいませ!東金子中学校に幸多かれとそして佐藤先生の益々の御活躍も祈っています。
〜柴田先生から東金子中学校の皆様へ〜
埼玉県入間市立東金子中学校3年生のみなさんへ
「活き、意気と生きよう。一感謝の気持ち、志を抱くよろこび」

梅雨の愁いを和らげるかのごとく、色とりどりの紫陽花が咲き誇ってきました。
 生徒の皆様は、中学校の最年長生となり、各人の将来への夢と理想の実現に向けて、ワクワク、ドキドキの毎日をお過ごしのことでしょう。
 この度は、道徳の教材として、「風に立つライオン」を中心とした授業を行って頂く、佐藤先生により、皆様に激励の言葉を依頼されました。
 以下に、小生のたわごとを、少し記しました。皆様への輝かしい未来への「はなむけのことば」になれば、幸せです。

みなさんは、自分の将来に大志、理想、夢を持つことの意味をどう考えますか。
 私は、この世に生誕した、奇跡ともいえる人生を、活き、意気と生きるために、神さまが与えてくれた心意気・術(すべ)考えます。
 人は、一人一人が尊敬を有していると同時に、いつも、他人から支えられて生きているという事実に、感謝と思いやりを持ち、両バランスの上に生きていられると思います。
生きることは、ある意味では、とても楽しく、また一方、とても悲しく、つらいものです。
 大志・夢は、結果的には叶わないことも多くあります。しかし、結果ではありません。
 叶わなくても(叶わないからこそ)、時を過ぎたとき、大志・夢を追いかけて一生懸命、物事に取り組んだおもいは、長い人生の上で、ほかに代えられない、とても大切な人生の充実感となっていくのです。
 自分の志・夢をつよく持つということ(大志を持つということ)は、自分とって、生きていく事の支えとなるだけではなく、それを達成しようとする姿勢は人に感動を与えます。
 自分の行き方が人に感動を与えるということは、なんとすばらしい事でしょう。それは、自分の人生の貴重な宝物となり、すばらしい彩(いろどり)を与えてくれます。
 人間は誰しも苦労と苦難のなかに、活路をみつけていきます。成功した人ほど、すべて苦難の連続の結果でもあります。だからインタビューなどを聞くと、他人に対する感謝の言葉が必ず、何度でもでてくるのがわかります。感謝の気持ちが大きいほど、さらなる自分の発展につながります。
 つまり、大志、理想、夢、を持つことは、自分の将来を、活き、意気と、生きていく、根源であり、術(すべ)だと思うのです。
 皆様一人、一人の大志と夢がさらに発展していって、いつまでも色あせない最高の人生の宝物となりますように。

平成17年7月1日
柴田 紘一郎

〜道徳の授業「風に立つライオン」生徒の感想から〜
  •  私は今日の道徳を通して、柴田さんは、これからどんなことがあっても胸をはって歩いていけるんだなって思いました。胸を張って歩いていけるってことは、何かひとつでも誇りがあるということだと思うので、私も何か誇りになるものが出来ればいいなって思いました。私にはまだ足りませんが・・・。でも誇りを持つということは簡単なことではないので、これから頑張って手探りでも何かをつかみたいと思いました。(G7)

  •  自分の理想を信じて前に進めるのはとてもすごい思う。小さいことも夢見て叶えるのも良いことだけれど、大きな夢を持つことも良いことだと思った。いまから小さな夢しか考えないんじゃなく、学生とか自由なうちは、大きな夢を見てもいいかなって思った。(G12)

  •  自分は今普通に生活しているけど、3秒に1人は命を落としているという道徳を中1でしました。3秒に一人。私が話して3秒たつともう命を落としていると言います。そんな命を無料で助けている柴田さんは、すごく世界想いだと思います。私も見習いたいと思いました。(G6)

  •  柴田さんは目標の人がいて、それを目指して努力して医者になってケニアに行って、その人たちを助けている。さだまさしさんは、柴田さんにあこがれて「風に立つライオン」をつくった。なんか、この関係っておもしろいない思う。また、さだまさしさんを目標とする人が出てくるかもしれない。そうなったら、もっとおもしろい。(B9)

  •  人に憧れて、多くの人々を助けてきてすごいなぁって思いました。夢を叶えるまでは、失敗してしまったり、あきらめそうなったりとかあるかもしれないけど、最後までやれることが大切なんだなぁって思いました。お手紙を読んで思ったことは、私にも夢があって、憧れている人がいるけど、これからその夢を絶対にあきらめないで、叶えたいと思いました。(G9)

  •  いろんな苦労があっても、いつも楽な道ばっか、行ってはいけないんだと思った。どんなに嫌でも苦しいことを乗り越えてこそ、人生は充実するし、自分自身を立派に鍛えていけると思う。(G3)

  •  今日の授業を受けて、将来についてもう少ししっかり考えてみようと思いました。自分の人生はまだまだあり、これからの人生で悲しいこと、苦しいこと、つらいことがあっても、しっかり前を向いていきたいと思いました。(B12)

  •  「風に立つライオン」を聴いて、私は自分のたてがみや強さに自身を持って、堂々と風でたてがみをたなびかせているライオンが目に浮かびました。ケニアの大きな自然、そこで伸び伸びと暮らす動物たちも目に浮かびました。歌で一番印象に残ったのは、「何より僕の患者たちの瞳の美しさ」です。この歌詞には生きることのよろきびや美しさを感じることができると思います。私もそういう美しさを感じたいです。(G1)

  •  人の為に生きることも結構いいことだなと思った。恋人を捨ててまで、外国に行ったのは、すごいことだと思う。まだまだ外国では貧しいところがあるけど、自分がその役に立てればと思った。(B11)